廣石雅信のブログ

シンガーソングライター廣石雅信のブログです。

僕の好きなアルバム

歌の歌詞と詩は違うんやろか?
詩と歌がクロスでけへんやろか?

そんな問いを僕に投げかけたのは高田渡さんでした。
いや僕らに投げかけたのはというのが正解やと思います。
朝ドラ『カーネーション』の街の高校に通ってた僕らは、
勉強などそっちのけでにわかに詩集を読み始めていました。
高田渡さんが曲をつけてた山之口獏さん、吉野弘さん、
そこから派生し金子光晴さん、三木卓さん・・・
歌に出来そうな詩を探して、何とか曲をつけようとしていました。
現国の先生に詩のことを尋ねると、
「受験勉強せんかい!」と言いながら
金子光晴の本を渡してくれたあのころが、なんか懐かしいです。
僕は結局黒田三郎さんに行きつくのですが、
すべてはこのアルバムがスタート地点でした。

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ひょうひょうとした歌い方の高田渡さん、ファンだとかそうでないとか
そういう次元での歌とは関係ない所で輝いていました。

今聞くと「はっぴえんど」のバックの曲も、ほんまええなって思います。
僕がそれまで持っていた歌のイメージをまったく変えてくれたアルバムです。
教室にギターを置いていつもみんなで歌ってた私。
でもこのあたりから僕の歌への思いと、クラスメートの思いとが
微妙に違ってきたようにも思います。
楽しければええやんだけでははすまなくなっていく、満足でき無くなって行く
のを、なんか歌に僕は感じ始めていました。

このアルバムの曲はどれも好きなのですが、吉野弘さんの詩に曲をつけた
『夕焼け』はずーっと大好きです。



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